重防食工事・ライニング工事

重防食は、長期間の利用が想定されるインフラ(橋梁や下水道施設、コンクリートや鉄製建築物)設備等には欠かせない工事です。

例えば海水や海風による塩害、紫外線による劣化、下水の封鎖された場所に溜まる硫化水素ガスによるコンクリートの腐食、空気に含まれる酸素による鉄の発錆等、厳しい環境から塗装(ライニング)工事によって守るものが重防食です。

では、着色のための塗装とは何が違うのでしょうか?

防食の内容によって様々ではありますが、ガラスフレーク(細かな繊維状)や亜鉛を混合することで絶縁性に優れたり、天候の変化に強かったり、耐熱や耐摩耗性を有する等の利点があります。

それを何層か施工することで頑強に、そして表面も美しく仕上げ、機能と景観を損ねることなく10年20年と構造物を守り、補修の必要がなくなるのです。

何より補修が必要なくなると、維持費にも大きな差が生れてきます。

※金属材料が使用環境中の物質と化学反応(酸化還元反応)あるいは電気化学反応によって、金属イオンまたは非金属の化合物となって損耗していく現象。